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夏の食中毒の原因となる細菌は?
ニュースやSNSで見られる食中毒の事例
食中毒の予防と対策 食中毒が疑われる場合

ニュースやSNSで見られる食中毒の事例

梅雨を前に、すでに毎週のように各地で食中毒が発生し、ニュースとなっています。

・医療機関の職員食堂で食事をした72人が下痢や腹痛などの症状を訴え、うち18人からウェルシュ菌が検出された。前日の残りを冷蔵庫で保管し、提供されたものとみられる。(2023.5.9.大阪府)

・ラーメン店で食事をした男性7人が下痢や発熱などの症状を訴え、うち4人からサルモネラ属菌が検出された。(2023.4.29.埼玉県)

・飲食店で串焼きなどを食べた8人グループのうち5人が腹痛や下痢、発熱などの症状を訴え、カンピロバクターが検出された。(2023.4.27.静岡県)

またSNSでも、「作ってから2日が経過したカレーを食べたところ、ウェルシュ菌による食中毒を起こした」「外食先で鶏の生レバーを食べてカンピロバクターに感染した」といった報告が上がっています。中でも特に多く見られたのは、外食先で加熱の不十分な肉を食べたことによる食中毒の報告です。

新型コロナが5類に移行したことで、これから外食の機会も増えていくと思われますが、肉料理については、なるべく信頼できる店で食べるようにした方がよいでしょう。

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