ピカソ専用の部屋まで
40代前後の一時期は恋愛関係にあり、シャネルはアパルトマンの一室をピカソ専用の部屋にしていたほどです。
こんなエピソードをピカソは語っています。
「ある舞踏会に招待され、出かけたときのことだ。会場近くのベンチに誰がいたと思う?シャネルがいたんだ。彼女は自分が招待されなかったものだから猛烈に怒り狂っていた。その夜わたしたちは2人でずっとベンチにいたんだよ」
※本稿は、『ピカソの言葉――勝つためでなく、負けないために闘う』(大和書房)の一部を再編集したものです。
『ピカソの言葉――勝つためでなく、負けないために闘う』(著:山口路子/大和書房)
破壊と創造の画家ピカソの言葉とその軌跡 20世紀最大の画家ピカソ。
若くして成功し、91歳で亡くなる直前まで「呼吸をするように」描き続けた。
その軌跡を言葉と共にたどる