具体的なカビ・ダニ対策について
以下、より具体的なカビ・ダニ対策を。まず服について。
服をしまう時は、しっかり乾いてからクローゼットに入れる。洗濯後、生渇きのまま入れてしまった、なんてことのないように気を付けましょう。
それから、一度着た服をそのままクローゼットにしまわない。洗濯が容易ではない服、あまり着ていないから洗濯をするまでもないと思われる服でも、一度着てしまえば、ホコリや皮脂が付着するもの。洗わないのであれば、せめて一晩クローゼットの外に掛けるなど、なるべく乾燥させた後にしまってはいかがでしょうか。
さらにクリーニングから戻ってきた服からは、必ずビニールカバーを外しましょう。カバーが付いたままだとどうしても湿気がこもりやすくなります。
最後に、クローゼットそのものの管理にも注意をしておきましょう。
扉をしめ切っていると湿気がこもりやすくなります。
日によっては扉を開けたままにしておいたり、扇風機などで風を送るのも効果的です。
こまめに掃除をするのも大事なこと。今では便利な掃除用品や乾燥剤なども多く開発・発売されていますので、そうしたものもしっかり活用してカビ・ダニ対策を行いましょう。
以上、対策に迫られる季節だからこそ、不要な服を手放すチャンスになるとも言えます。ぜひクローゼットをスッキリさせたうえで、次の季節を迎えましょう。
『だから、50歳から片づける―「思い出のもの」は捨てなくていい』(CCCメディアハウス)
何があるかわからない時代。50を過ぎたらすぐ片づけるべき。人生の折り返し地点を過ぎたら、片づけたもの勝ち! 5年間で6000人以上の受講生にアドバイスをしてきた著者が語る50代ならではのモノの手放し方や増やさないコツ、ラクにできる収納。東日本大震災を経験した著者の非常時の備え、楽する家事習慣、家族の片づけなどなど、すぐできる具体的な解決策が満載。