母だって1日の終わりはヘトヘト

同乗者が寝ていることほど運転手の眠気を誘うものはないというのを、あなたはご存知だろうか。特に助手席で人が気持ちよさそうに眠っているのは、心地良いα波を含んだオルゴール音楽が流れているのと同じくらい、眠い。

母だって弁当作りなど早朝から起きて頑張った、1日の終わり。ヘトヘトである。
最後に無事に親子とも家に辿り着くまでの大事な大事な大仕事は、疲労と眠気をなんとか吹き飛ばしてハンドルをにぎること。
自宅から100キロ前後離れたところなどへの遠征は、
安全に息子を車で送迎することで私の仕事6割は完了したも同然である。

長男も基本的に各家庭の送迎が必要なチームにいたので、その3年間で運転と関東近郊への道路事情は相当鍛えられたつもりだった。乗合の時の運転は、人様を乗せて走るのでさらに慎重になり、現地に早めに着くと20分くらいは車の中で気を失ったように寝ていたこともある。
この頃はあれからさらに歳をとってしまっている自分が、なんだか頼りない。

でも息子に野球をさせるため荷物の多さや効率を考えると、やはりこの私が車を運転して連れて行かねばならないのだ。遠いだ近いだ、運転怖いだ言うてる場合ではない。夫の不在中、息子の送迎は私しかできないのだから。
息子が毎日バットを振ってトレーニングを積んでいることを思うと、「母さんも頑張らねば」そんな気持ちにさせられてしまうものだ。