死んだら終わりなんだから、気を遣(つか)わないで
そんなことに金を使うよりも残された奥さんに使ってほしいかな。
年が離れているから、僕が死んだら僕の保険金で生きてもらわないと困るのです。
ただ、どうしても葬式をやらなければならないのだとしたら、ごくごく身内の人だけ集めてそこらへんのミカン箱にでもお骨を入れてもらえば十分ですよ。
もちろんお墓も不要なんだけど、だからといって鳥葬にするわけにもいかないし(笑)。
いまは樹木葬とか団地みたいなお墓とかあるから、そういうのでいいです。
立派な墓石なんか絶対にいらない。
それと葬式でたまに故人が好きだった音楽を流すってのもあるけど、僕が音楽好きだからってそんな演出はしなくていいですよ。
とにかく死んだらそれで終わりなんだから、僕に気を遣う必要はないからさ。
※本稿は、『六角精児の無理しない生き方』(主婦の友社)の一部を再編集したものです。
『六角精児の無理しない生き方』(著:六角精児/主婦の友社)
六⾓精児のように⽣きてみたい。
その⽣き⽅は、世の中のレールからちょっとはずれているかもしれない、でも「⾃分軸」の⽣き⽅。なにがあっても飄々と乗り越える、地に⾜の着いた⽣き⽅。明るくて楽しくて、上機嫌。その六⾓精児流⽣き⽅の秘訣、秘密がこの本には載っています。