今はスムーズにいかなくても
それにしても「健康が一番の節約」と、病院とは無縁の生活を送るために続けてきた健康習慣は、思わぬ結果をもたらしてくれているように思います。
なお区のイベントではいろいろな数値を総合して、私の体内年齢は「57歳」という結果が出ました。実年齢より15歳も若いわけです。
お金とか数字に弱い私ではありますが、こんな数字の変化なら大歓迎です。この数字に励まされ、かたい身体を、せめて平均にしたいとせっせとストレッチに取り組んでいます。
年を重ねるたびに、「いまさら」とか「もう年だから」といろんなことを諦める傾向があり、年齢を重荷に感じては、いろんなことを途中でやめてきました。それが節約生活以来、この年齢でも続ければいろんなことが変わる、と実感しています。
今はスムーズにいかなくても、続ければそれは気持ちよさに変わっていく。
それに気づいてからは、苦手な筋トレやストレッチも脂汗を流しながらトライしてきたわけですが、その結果が数字として表れたのは嬉しいことでした。
節約生活でお金だけではなく、筋肉までたまっていたわけです。
目指すは体内年齢40代? いえいえ、日々元気で暮らせればそれでよし。あまりの高望みはそれこそ身の程知らず、怪我をしないよう、ほどほどにしておきましょうか。
『72歳ひとり暮らし、「年金月5万」が教えてくれたお金との向き合いかた40』(著:紫苑/マガジンハウス)
年金月5万で暮らす紫苑さんが節約する上で学んだ「自分を本当に幸せにしてくれるお金の知恵、工夫、考え方」を40の言葉とともにお伝えします。
シングルマザー×フリーランスという不安の掛け算の中、お金に振り回されて生きてきた人生が「最高の今」に変わった理由とは? 豪奢でも清貧でもない。わたしとお金の付き合い方。