地元のイワシ焼き『コウケンテツの日本100年ゴハン紀行』より

 

子どもの頃から馴染みのあるイワシ

地元のイワシを網で焼いているお母さんもいます。2人の子どもを連れた女性のお客さんは、子どもの頃からこのイワシを買って食べていたとのこと。

お母さんが、「外で食べっからおいしいのよ」というと、「違うよ、おばちゃんの声を聞いて食べっからうまいんだよ。顔はデカいわ、口はうるさいわ、声はデカいわ(笑)」と毒舌気味に返すお客さん。

こんなやりとりも勝浦朝市ならではの光景です。

 

◉勝浦朝市
勝浦市勝浦下本町朝市通り(毎月1日~15日)
仲本町朝市通り(16日~月末)
(一般社団法人勝浦市観光協会)
https://www.katsuura-kankou.net/asaichitop/

 

※本稿は、『コウケンテツの日本100年ゴハン紀行――千葉 房総半島 岩手 三陸・遠野』(中央公論新社)の一部を再編集したものです。


コウケンテツの日本100年ゴハン紀行――千葉 房総半島 岩手 三陸・遠野』(著:NHK「コウケンテツの日本100年ゴハン紀行」制作班/中央公論新社)

人気料理家が日本全国、津々浦々へ。食材に触れ、土地の味を育み支える人たちと語り合うなかで、100年先まで残したい日本の味を再発見。そして新しいコウケンテツレシピで地域の皆さんをおもてなし。NHKの人気番組が待望の書籍化。第一弾は食材の宝庫・千葉と、夏の味覚あふれる岩手へ!