そういう芸名の付け方もあるんだ!

名は体を表すと言いますが、百人一首や万葉集から取られた皆様は、
何となく雅で、ゆるがない風格があります。
春野寿美礼さんもそんな雅で優雅で最も宝塚的なお方でした。

芸名の由来などは仲間同士でもなかなか聞いたことがありません。
そんな芸名の由来やエピソードを、ちょっと周りの人にリサーチしてみました。

オリジナルTシャツでダンスのお稽古に励んでいます

私が下級生の頃、上級生に美々杏里さんという歌が素晴らしく上手な娘役さんがいました。
美々杏里さんの芸名は、ヴィヴィアン・リーをもじって付けられています。
そういう芸名の付け方もあるんだ!とその斬新さに驚きました。
他の候補に、ライザミネリもあったとか…。
どんな字だったのでしょうか?気になります。

私の同期の花組トップ娘役だった大鳥れいさん。
大スターの鳳蘭さんと麻実れいさんを足して二で割ったような大胆な名前ですが、
彼女も憧れのオードリー・ヘップバーンから大鳥にしたそうです。

そしてこのお方も。
月組の鳳月杏さん。
お母様がオードリー・ヘップバーンが好きで、幼い頃から映画を見ていたそうです。
次第にオードリー・ヘップバーンの魅力に惹かれていき、
大好きな映画『ローマの休日』のアン王女から「杏」にしたそうです。
そして苗字の鳳月は、伝説の鳥「鳳凰」のどちらかの漢字が使いたいと思い、
第二希望は、凰月杏(オウヅキ アン)だったそうです。
鳳凰とアン王女から取られていたとは、知りませんでした。

「尊敬する方のお名前から一文字いただきました」は、
憧れのタカラジェンヌや恩師以外にも、こういうパターンもあるようです。