押し通して提出したという押しの強さ

そんな「海外スター枠」からもうお一方。
月組のトップスターだった瀬奈じゅんさん。
瀬奈じゅんさんの芸名は、お父様が好きだったF1ドライバーの「アイルトン・セナ」から付けられています。

第一希望 波輝(なみき)せな 
第二希望 瀬奈じゅん
だったそうですが、提出日の前日にお母様から寮に電話があり、
「やっぱり瀬奈じゅんにしてほしい」と懇願され、
提出するギリギリに第一希望を「瀬奈じゅん」にしたそうです。
お母様ありがとうございます!
と全国のファンが言っていると思います。
「六本木じゅん」か「瀬奈じゅん」かというぐらいその名前には大物感が漂います。

そして、アイルトン・セナさんが亡くなられた時、
アイルトン・セナさんの実のお姉様が劇団に連絡をしてこられ、
日本のファンの方と共に開く「アイルトン・セナ」を偲ぶ会に、ゲストとして来てほしいと依頼されたそうです。
残念ながらスケジュールの関係で伺えず、メッセージをお送りしたそうですが、
アイルトン・セナさんのお姉様まで公認だったとは!
勝手に付けた芸名が、このような結果をうむこともあるのかと感心したエピソードです。

組長繋がりで、このお二人にも聞いてみました。
覚えやすく、左右対称のような名前がいいと思っていたという光月るうさん。
「恩師のお名前から一文字いただきました」で「月」をいただき、
月から連想したのはピアノ曲で有名な「月光」が思い浮かび、逆にして「光月」と。

るうが最初は却下され、もっと男役っぽい固いカッコいい名前にしなさいと言われるも、
自分の中でしっくりいってた「光月るう」で再び押し通して提出したという押しの強さ。
それゆえ、第二希望は覚えてないそうです。