『すごい危険な生きもの図鑑――生きるのに、みんな必死です。』より
たくさんの生きものが存在する中、生き残るために進化してきたその生態は多種多様。するどいツメやキバをもつものや、毒を使って攻撃する爬虫類、人間を危険にさらすウイルスや菌を保有した動物…上野動物園園長を務め、現在は日本鳥類保護連盟会長の小宮輝之さんが、なぜ危険な武器を持っているのか、またいざという時の対処法を解説。今回は力が強すぎてキケンな、オオアナコンダ/ニシキヘビ、ニシローランドゴリラについて紹介します。

全身の筋肉でしめ殺して丸呑み!オオアナコンダ

毒はないけれどとても怖いヘビ、それが、巨大なオオアナコンダやニシキヘビの仲間です。

大きなものは体長約10メートル、100キログラムを超えることもあり、しめつける力は強力!

ヘビの体は全身が筋肉。巻きつかれ、強い力でしめつけられると、もう逃げられません。

骨が折れたり呼吸ができなくなったりして気絶すると、今度は大きな口で丸呑み!ブタやワニ、シカ、ウシの仲間も丸呑みするほどです。