いまはこうやって笑えてますから
相田 いや、僕は彼女から「小宮とは別れた」と聞かされていたわけです。で、いろいろ相談に乗っているうちに、流れでそうなっちゃった。ところが、ある日「実はまだ続いている」みたいなことを突然言い出して。そのタイミングで小宮から呼び出されたので、3人で会って、僕は新宿の路上で土下座しました。
小宮 とまあ、そういうのも経ていまに至ります。
清水 いまに至らないよ(笑)。私だったら、一緒にお笑いやるなんて絶対ムリ。
小宮 僕が寛容なんでしょう。
清水 土下座のときも、その落ち着いたトーンで?
相田 はい。「すみませんでした!」って。でも顔面は真っ青でしたよ。
清水 よくわからないけど、なんかものすごく地盤がしっかりした友情なんだね。(笑)
相田 僕ばかり悪そうなので小宮の話もすると、同窓会で好きになった子の話を小宮にしたんです。そしたらある日、彼女から小宮の携帯に着信があったって言う。そんなわけないじゃないですか。わけをきいたら、僕の携帯から勝手に彼女の電話番号を調べて、小宮のほうからかけてたんですよ。
清水 やだ、なんか犯罪っぽい。
小宮 ちょっと待って! 清水さん、5分前を思い出してください。この人のほうが明らかに罪深かったですよね。人としての道理に反してるんですから。罪の重さが違います!
清水 あははは。
小宮 それに、いまはこうやって笑えてますから。
清水 でも例の件は笑えないのね。
小宮 あの一件は、どこで披露しても、一気にその場が鉛のように重い空気になってしまう。
相田 だったら言うなよ。言わなきゃいいのに、今日も持ち出すんだから。(笑)
小宮 相田の受け身が悪いんですよ。「これからはこの話をどんどん舞台でするから、笑いにしよう」って言っても、全然うまく返せるようにならない。
清水 それはわかる気がする。オアシズさんも、加害者のほうはやっぱり口が重くなるって聞くよ。
相田 でも、僕は本当に寝取ったわけじゃないんですよ。「別れた」って聞かされてたんだから。
小宮 いつまで言ってんだよ。清水さんはカウンセラーじゃないんだぞ。