アルプススタンドから応援する翔大の姿がテレビに
今年のテレビ観戦は忙しすぎてかなわない。
開会式の日ときから
「あ、きゃー!××君が映ったー!打ったー!おさえたー!ぎゃー!!」
足元のミッキー(トイプードル)もその都度私と一緒に跳ね飛ぶのに疲れて、もうピクリともしなくなってしまった。
息子の履正社高校はまもなく2回戦に進むところ、今年こそ全国の頂点を目指して勢いよく勝ち進んでもらいたい。
翔大にとっては履正社の仲間が甲子園の舞台で活躍してくれるのを、アルプススタンドから応援することに、いま全力を振り絞っている。
全力すぎてなぜか応援席からインタビューを受けている姿がテレビに映り、一回り大きめのメガホン片手の息子の姿に、私はお茶を噴いてしまった。
「なにしとん!?」
乾いた私の呟きのそばで、弟が腹を抱えて笑い転げていた。
もしかしたら最初に思い描いていた景色と、アルプススタンドから見る、自分が含まれていない甲子園のグラウンドの景色は違っていただろう。ここでまた母のチクチクは鼓動とともに胸を刺すのだが…
でも、確かに翔大は履正社の仲間たちと一緒に甲子園の空気に包まれている!!
スタンドの思いを背負って奮闘してくれるメンバーたちに、翔大たちの応援がしっかり届いてチカラになってくれるといいなぁ。
きっとチームは躍動して、その先に私たちをつれてってくれるはず!!
このまま夢の続きが少しでも長く味わえますように…。
まもなく私も2度目の甲子園球場へ!
なんと幸せな夏なのかと、心から思っている。
いつだってこんな幸せを感じられる場所に連れてきてくれるのは、わが息子たちなのだ。
子どもってつくづく、ありがたい。