5歳離れて生まれた兄弟

大阪にいる時のイカつい巻き舌「エセ」関西弁でまくし立てる太ももオバケは、新横浜で新幹線を降りたってほんの10秒くらいで、すっかりマイルドな形相に様変わりした。
意気揚々と都会に降り立った(どこから見ても)高校野球児という風体で、我が家でのびのびと育った「翔大」に戻っている。

「だからさー、あのさー、お腹すいちゃってさー」と言い出すのも時間の問題だ。

夏休みの宿題に全く目処のつかない弟は、内心飛び上がってハイタッチしたいくらい兄の帰省は嬉しいはずなのに、なぜか兄が実家に帰るなり「宿題処理手伝い」と「野球の練習相手」の交渉を始めた。
そして一晩明けたころには、この「不毛な兄弟ゲンカ」が延々と繰り広げられるのである。

5歳も離れていれば、兄は聞き分けが良く、弟も従うだろうから喧嘩も少なかろうと思って仲の良さを期待していたのに、あのなあ、あんたたち。

そして終日息子2人分の3食の支度と片付けに追われる、久しぶりな感覚だけれど、ため息がだんだん重ーく長ーくなっていく、夏休み。

まもなく終わります、ふぅーーーーぅ…。