我が子がやりたいことを応援しているうち
多分それは、去年よりも一昨年よりも、私自身が息子達の野球にグッと入り込んで無我夢中になっているせいかもしれない。
ここでいまさら白状してしまうが、
私自身決して最初からこんなに一生懸命な野球母ではなかったのだ。
我が子がやりたいというものを応援しているうちに、早起きや送迎、お弁当作り、お当番…大変だなどうしよう、と思っていたことはいまだ何一つ免除されることはないのに、いつのまにか要領を得て平気になっている。
楽しい!とまで思えるようになるには時間がかかったけれど、今では50を過ぎた初老の母親には無理ですぅ~、と言いながら、実は明日がくれば頑張れてしまう。朝4時起きの前日、起きられなかったらどうしようと心配しているうちに、眠れなくて朝4時を迎えてしまうことがたまにあったりするけれど。
結局のところ、暑くてもしんどくても、こうやって毎日野球に送り出している子育ての最中が、あとから振り返ってみたら絶対に楽しくていとおしい時間になるというのを、私達母親はちゃあんとわかっているのだ。
本当に楽しいことは、あまりにも過ぎていくのが早いもの。
あ…明日もお弁当だ。
朝コンセントが抜けてゴハンが炊けていない、どうしよう!?な夢を見る前に、今日も私は米を研ぐ。
なぜだろう。
それはもちろん、息子たちがとてもとても頑張るからです。
そして、親もその先にいっぱいいい思いを一緒にさせてもらっているからです。
でも、逆に考えると、だ。
我が子が本当はやりたいと思っていないことでも、子どもは親が喜んでくれるのが一番嬉しいので、親に喜ばれるためにやっているということがある。