西さん「服は人に見せてこそ楽しいものですが、一人で楽しむ方法もアリ」(写真:『Life Closet』より)
「明日はどの服を着ていこうかな」と洋服を前日に選ぶも、朝起きてみたら「この服だと暑いかも…」「やっぱり違う服の方が…」なんて経験ありますよね。「今日着る服は、今日選ぶ。それが私のやり方です」と語るのは、70代の現役スタイリストとして活躍する西ゆり子さん。ドラマスタイリストとして『のだめカンタービレ』『時効警察』など、これまで200作品ものTVドラマや映画を手がけてきました。その西さん「服は人に見せてこそ楽しいものですが、一人で楽しむ方法もアリ」と言っていて――。

私なりの「黒子」を楽しむ

スタイリストの仕事は裏方です。画面には決して映らない黒子の立場ですから、撮影現場であまり目立ち過ぎてはいけません。

カラフルな色が好きな私は、あるときイッセイミヤケの真っ赤なダウンコートを現場に着ていったことがありました。

ところが、「西さん、どこにいても目立つよ」と言われてしまい、派手過ぎたと大いに反省。

とはいえ、あまりにも地味な服装だったり、センスのない着こなしをしていたら、「この人に衣装を任せても大丈夫かしら?」と、女優さんやタレントさんたちが不安に感じてしまいます。

そこで、「いかにも黒子」な地味な着こなしは避け、派手過ぎないながらも“自分らしさ”をアピールした装いを心がけるようにしています。