出した足の側の肩を引く

正しい足裏の使い方を身につけてもらった後に行ってほしいのが、足と腕のスムーズな連動です。

「歩いている時に足と腕がどのような動きをしているか、なんてことはこれまで考えたこともない」という方がほとんどかもしれません。

そんな方も、実際に歩きながら、右足が出たときに右肩を引き、左足がでたときに左肩を引くように意識してみてください(写真3)。

 

この動作によって足と腕(肩)の動きを前、後ろと逆に動かすことで、肩甲骨と股関節が機能しやすくなります。また体幹も使えるようになるため、エネルギーの燃焼効果も高まります。

最初は違和感を覚えるかもしれませんが、心配は無用。むしろ多くの方が股関節と肩甲骨を活かした歩き方ができていないため、違和感があるほうが当たり前です。

慣れるまでは、特に肩の引きを強く意識すると良いでしょう。強く意識したまま10歩ほど歩くと、自然と、いつも以上に足が前に出るようになるはず。腕と肩を引けば引くほど、足は前にでるようになるのです。