趣里の指導で、会見で「ブギウギポーズ」を決める。左から柳葉敏郎、澤井梨丘、趣里、足立紳、服部隆之(撮影◎本社 奥西義和)
2023年9月8日、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』の完成試写会と会見が東京・NHK放送センターで行われた。キャストの趣里、柳葉敏郎、澤井梨丘、脚本家の足立紳、音楽担当の服部隆之が登壇。朝ドラは今作で、1961年のスタート以来109作目となる

会見前の試写会では第1週の「ワテ、歌うで!」5話が披露された。登壇した趣里が報道陣に「足元の悪い中、皆さんと無事に今日が迎えられて嬉しいです。第一週、どうでした?」と一言。「第1週には(主人公)鈴子の原点が詰まっていて、すごく素敵で、“ブギウギ”のタイトルがぴったり」と感想を話す。

大阪の下町の人々が躍動する第一週は、軽快な大阪弁の応酬で見る人が明るくなる展開。スターになった花田鈴子(福来スズ子)の歌と踊りも華やかで、思わず体が動き出すような幕開けだ。

NHK大阪放送局が手掛ける『ブギウギ』は「東京ブギウギ」「買い物ブギ」などで知られる歌手で「ブギの女王」と呼ばれた笠置シヅ子(本名・亀井静子)をモデルにした物語。大正15年から物語は始まる。大阪・福島の小さな銭湯「はな湯」の看板娘・花田鈴子(福来スズ子)は、勉強は嫌いだけど歌と運動が大好きな明るい女の子。彼女が友人の一言でレビューの世界に目覚め、戦後の人々を勇気づけら大スターとなるまでの半生が描かれる。

柳葉は一週目の感想を聞かれると「懐かしかった」と一言。「控え室もドラマのあのまんま、にぎやかで活気のある現場でした」と収録を振り返る。