ラジオを聴いているとき、私たちは無意識のうちに言葉からイメージを描き出しています。たとえば「山梨で桃の出荷の最盛期を迎えています」というニュースを聴いたときには、「箱に詰められたおいしそうな桃」を想像するのではないでしょうか。
さらに、ラジオのアナウンサーやレポーターの言葉から、「どんな大きさ?どんな色? 桃が採れた場所は? どうやって運ばれていくのかな」といった、いくつもの「?」を想像しているはず。
テレビでは、流れる映像と音声に対して受け身になっていますが、ラジオではさまざまな想像を働かせることになり、それが脳にとって、いい刺激になるというわけです。
また、ラジオなら「ながら聴き」もできます。料理をしながら、掃除をしながら、あるいは趣味でプラモデルをつくっているときでも、絵を描いているときでも、ラジオなら同時進行が可能です。