子どもの自立を妨げる親の押し付け

また保護者の側にも問題がないわけではなく、そもそも子どもの力量を見誤っている保護者が多いように感じます。

「うちの子の実力なら、あの高校には絶対に行けるはずだ」と思い込み、進学の際にチーム側と揉めるという話もよく耳にします。

また入部後も、「なぜ、うちの子を試合に使わないんだ!」と指導者に文句を言うような、モンスターペアレント化する保護者も少なくありません。これには、親と子の距離が近くなってきている時代的な背景が大きく影響していると思います。

私が高校生の頃は、親が試合や練習を見に来ることにある種の気恥ずかしさを覚えたものですが、いまの高校生は少なくとも嫌がりはしません。

もちろん時代の流れとして否定しきれない部分もありますが、親子間の距離の取り方がかなり変化しているのではないでしょうか。

いまは昔のようにきょうだいの多い家が少なく、また一人っ子の家庭が多く、親が付いてきて、子どもの野球を一日中ずっと見ているという保護者がたくさんいます。

趣味は人それぞれのため否定はできませんが、どうしても「何か違う」という感覚を個人的には捨てきれません。