なんとなく違和感を覚えながらも自転車をこいでいましたが……(写真はイメージ。写真提供:photoAC)
時事問題から身のまわりのこと、『婦人公論』本誌記事への感想など、愛読者からのお手紙を紹介する「読者のひろば」。たくさんの記事が掲載される婦人公論のなかでも、人気の高いコーナーの一つです。今回ご紹介するのは北海道の50代の方からのお便り。ある日、新聞紙を使ったずぼらダイエットを思い出し、試してみたそうですが――。

新聞紙をお腹に巻いて

10代の頃からダイエットと聞けば何でも試してきた私。あれから40年、とある〈ずぼらダイエット〉をふと思い出しました。

新聞紙を5cm幅に切り、息を吸ってお腹を凹ませた状態でウエストに巻きつけ、テープで留めます。気を抜くとはがれるので、常に腹筋運動状態。お金も時間もかけないこの方法なら私にもできる、はずでした。

その日は2kmほど先のスーパーの特売日。向かい風に負けじと自転車をこいで行くと大混雑で、レジも行列でした。やっとの思いで買い物を済ませた帰り道、なんとなく違和感を覚えます。なんだろう? と思いながらも自転車をこいでいましたが、やっぱり何かおかしい。

その時。はっ! ひゃあ~、あわあわあわ、視界の隅におそろしい光景が! ウエストからこいのぼりのようにひらひらと、新聞紙がたなびいているではありませんか。一体いつから? 帰り道? レジ? まさか、スーパーへ行く途中から……? 

必死に顔を隠しながら、新聞紙を引きちぎって帰宅。切りそろえておいた大量の新聞紙の束を即、ゴミ箱へ投げ込みました。

私にぴったりのダイエット方法、どなたか教えてください。まだまだあきらめていませんよ。


※婦人公論では「読者のひろば」への投稿を随時募集しています。

アンケート・投稿欄へ