認知症について、自分ができることは

ただし、ひとり暮らしの場合、引きこもらずに、外に出ていって人と話をすることは必要だと思います。

人とコミュニケーションをとることが、認知症予防や進行を遅らせるのにも大切といわれますし、きっとまわりに早く発見してもらえるはず。初期での発見は大事であり、薬で進行を遅らせる*1こともできるようです。

『老いの地平線 91歳 自信をもってボケてます』(著:樋口恵子/主婦の友社)

それから、きれいごとすぎるかもしれませんが、認知症から逃げることだけを考えず、「仮に認知症になっても安心できる社会をつくっておくため、自分に何かできることは?」と自分自身に問いかけてみてはどうでしょう。

それと並行して、何歳になっても認知症についての勉強をしておきたいと思います。

*1 薬で進行を遅らせる:現在、アルツハイマー型認知症に使う薬が4種類、レビー小体型認知症に使う薬が1種類認可されている。