トークで客席を沸かせる青木さん（撮影◎本社　奥西義和　以下すべて）
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『婦人公論.jp』の連載「50歳、おんな、今日のところは『……』として」でおなじみのタレント・青木さやかさん（50）が東京都内で書き下ろしエッセイ『50歳。はじまりの音しか聞こえない』（世界文化社刊）の発売記念トークショーと取材会を行った

 

50歳という節目を迎え

嫌いだった母との仲直りや半生を綴った『母』から、4冊目のエッセイを上梓した青木さん。今回の『50歳。はじまりの音しか聞こえない』では、50歳という節目を迎えた一人の女性として、悩みや葛藤を赤裸々につづっている。

「今の自分が女性としてどんなことを思っているかを書きました。5年前にはがんになったり、パニック障害を発症したり、その後母を看取ったりといろいろあって、過去を反省した。でも申し訳ないことをしたと思う人にも、謝るには期限があるので、今更謝ることはできないので、自分の〈反省道〉という意味を込めました。

また、40代の失恋から正気に戻るまでのことも赤裸々に書いています。母との仲直りを勧めてくれた恩師に教えられた〈悪口を言わない、不貞腐されない、約束を守る〉など、守るべき8つの道がを実践していたんですが、失恋の時は久々にそれを破って人を憎んでしまいました。吹っ切れたと思う瞬間もあるけど、まだ『許せない！』という感情もある」と話した。

恋愛に関してここまで真剣に書くのは初めてとのことで、「相手のことより、自分の見たくない性格が出てきた。なんでこうなるのかと…」と創作の苦労を語る場面も。