眼精疲労の蓄積で目の病気を招く恐れ

明るいものを近くで見ると、目のピント合わせを調節する毛様体筋に負担がかかるうえ、こうしたデジタルツールは高速の光の点滅で画面を表示させているため、よく見ようとして無意識にまばたきの回数が減ってしまうそう。

「人間は通常1分間に20回程度まばたきをしますが、デジタルツールを使うと7回程度に減ってしまうことがわかっています。まばたきが減ると目が乾き、眼精疲労を起こしやすくなるのです」

眼精疲労が蓄積されると、やがて視力の低下、老眼の進行をはじめ、白内障や緑内障などの目の病気を招く恐れがあるといいます。

「日頃から疲労や乾きやすさといった不調をケアすることが大切。何もしないでいると、目はどんどん衰えていくことに。しっかりメンテナンスすることで、健やかな状態を長く保てます」

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