イラスト:小林マキ

視力の低下や老眼に加え、白内障や緑内障などは、年齢を重ねるにつれ増える症状や病気です。人生100年時代、できる限り長く目の健康を維持するためのケア方法を紹介します
(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/葛西由恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)

1時間に1回は休憩、血流を促して

目の健康を維持するには、意識的に目を休める時間をつくることが大切です。

「スマホをはじめ、書き物、ミシンがけや手芸など、手元で行う作業は目に負担がかかります。1時間に1回は休憩をとりましょう。2メートル先を5分程度見るだけでも毛様体筋のストレッチになり、目が休まります」

タブレットやスマホで動画配信サービスを楽しむ人も増えているようですが、最近はテレビでも視聴できるようになっていますから、できるだけ離れて、大きな画面で見ることを心がけましょう。

目の健康を守るには、運動も重要です。目には微細な血管がたくさん集まっており、運動で全身の血行がよくなれば、目の血流もアップし、疲労回復、新陳代謝が促されるそう。