2024年元日から発生した能登半島地震によって、各地で避難生活や断水・停電・物資の不足が続くなど、不安な毎日が続いています。そこで、仙台在住で東日本大震災を経験した整理収納アドバイザー・阿部静子さんの記事から、非常時の対応にまつわる記事を再配信します。
********着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、5年間で6000人以上の受講生にアドバイスをしてきた阿部さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。今回は「大切なものを保管するために、不要なものを手放す」です。
********着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、5年間で6000人以上の受講生にアドバイスをしてきた阿部さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。今回は「大切なものを保管するために、不要なものを手放す」です。
生きることに精いっぱいだった東日本大震災
東日本大震災の時、住まいのある仙台は震度6弱の地震に見舞われ、私の住むマンションも大規模半壊の判定を受けました。
ライフラインとしては停電と断水が1週間、ガスは1ヵ月止まりました。
当時ガスを使用していたので、調理はもちろん、お風呂はおろかシャワーも使えず、同じ市内にあった実家のお風呂を借りて入ったのは、3月11日から18日後でした。
もっと早く借りることも出来たと思いますが、お風呂は二の次。余震が続く毎日では、生きることだけで精いっぱいだったのです。