フェイクアラートの対処法
<フェイクアラートの特徴>
・大音量で警告音が鳴る
・画面が固まり、操作不能になる
・日本語が不自然である
・画面にサポートセンターなどの連絡先が表示されている
・偽のスキャン画像やカウントダウンが表示される
・警告画面が次々とポップアップ表示される
・トラブル解決のためと称し、個人情報の入力を求めてくる
・「今すぐ」「ただちに」「××秒以内に」などの表現を使い、緊急性の高さをアピールしてくる
サポート詐欺は相手の不安を煽り、冷静な判断力を失わせて送金に誘導することが狙いです。そのため上記のような特徴のある警告画面が出たら、基本的にはフェイクアラートだと考えてよいでしょう。
<本物の警告表示で使用されるメッセージ例>
・「偽のサイトにアクセスしようとしています」
・「このサイトのセキュリティ証明書には問題があります」
・「この接続ではプライバシーが保護されません」
本物の警告表示は、不審なサイトやアプリの検知を知らせるのみで、サポートセンターへの電話やソフトウェアのインストールなどの対応を求めることはありません。また、不審なソフトウェアをインストールしてしまった場合には、ウイルスの検出通知と対象のソフトウェアの削除を促すメッセージが表示されるのが一般的です。
反対にフェイクアラートでは、相手のパソコンを遠隔操作する狙いで何らかのソフトウェアのインストールを迫ってきます。表示されている警告が本物か偽物かは、この点でも判別ができます。
<フェイクアラートの消し方>
フェイクアラートが表示されたとしても、実際にパソコンにトラブルが発生しているわけではありません。そのままブラウザを終了すれば問題ないため、くれぐれも記載されている連絡先には電話しないようにしてください。
フェイクアラートの画面が消せない場合は、ブラウザを強制終了するか、パソコンを再起動することで対処できます。
フェイクアラートを消すには、以下の2通りの方法があります。
・キーボード左上の「ESC」キーを長押しし、ブラウザの「×」をクリックして画面を閉じる
・キーボードの「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を同時に押した後、タスクマネージャーを起動させる。利用しているブラウザを選択して右クリック→「タスクの終了」を選択する