経済ジャーナリストの荻原博子さんが、お金に関するお得な情報をわかりやすく解説する新連載「トクする!荻原博子のマネーNEWS」。今回は「電気代が高くても猛暑に負けない策を」です(イラスト:さかがわ成美)

電気代が高くても猛暑に負けない策を

暑い夏になりそうです。日本気象協会によれば、昨年に匹敵する猛暑になる可能性があるとのこと。

そんななか、心配なのは電気代です。4月には、再生可能エネルギー普及のために各家庭が負担する「賦課金」が、標準家庭で月平均836円の値上がり。

さらに、5月には段階的に政府の電気代・ガス代の「補助金」が廃止されるため、再エネ賦課金と合わせて、標準的な世帯では年間3万円前後の負担増になります。

さらに、中東で不安定な情勢が続いているためエネルギー価格は依然高く、それが「円安」でさらに値上がりするという悪循環です。この夏は、電気代の請求書を見て愕然とするかもしれません。

昨年もこのコラムでは、猛暑に備え「アンペアを見直す」「時間帯割引を使う」などの節約ポイントをお伝えしました。今年はさらに一歩踏み込んで、エアコンや掃除機など、家電の使い方の工夫や見直し方法をご紹介しましょう。