まるで宝くじにでも当たった気分。とても嬉しかった…(写真はイメージ。写真提供:photoAC)
時事問題から身のまわりのこと、『婦人公論』本誌記事への感想など、愛読者からのお手紙を紹介する「読者のひろば」。たくさんの記事が掲載される婦人公論のなかでも、人気の高いコーナーの一つです。今回ご紹介するのは愛知県の70代の方からのお便り。終活を始め、今は言っている保険を見直して解約したところ、払戻金が出たそうで――。

すごい偶然

70歳を過ぎたころから体力の衰えを感じるようになり、身の回りの後始末を真剣に考え始めた。

手始めに自分が加入している保険を調べてみる。すると、終身保険だと思い込んでいたのが、80歳で終了と書いてあるではないか! これは大変、考え直さなければと思ったが、はて、何歳まで生きられるのやら……。

悩んだすえ、いままで払っていた保険料を、介護に備えて貯金することに決めた。さっそく解約の手続きをすると、なんと払戻金として12万4000円も入ってきた。まるで宝くじにでも当たった気分。とても嬉しかった。思えばもう30年も保険料を払い続けてきたのだ。よく頑張ったと、今さらながら自分で自分をほめたい。

そしてもう一つ、さらに驚くことが。実は保険解約の日は、25年も使用している冷蔵庫を買い替えることに決め、カードで支払いを済ませてきたばかりだった。その冷蔵庫の価格がなんと12万4500円。これはすごい! 出ていくお金と入ってくるお金がほぼ同じだったのだから。

こんな偶然ってあるのだろうか。体が震えるほど興奮し、忘れられない日となった。


※婦人公論では「読者のひろば」への投稿を随時募集しています。
投稿はこちら

※WEBオリジナル投稿欄「せきららカフェ」がスタート!各テーマで投稿募集中です
投稿はこちら

【関連記事】
明日の『虎に翼』あらすじ。優未が再びテストの点数をごまかそうとしているところに出くわした寅子。その理由を探ると、なんと父・優三に関係が…<ネタバレあり>
朝7時、鳴り続けるLINEの通知音。退任する先生にお礼すべきか、好き勝手に発言する公民館の文化サークルの仲間たちに、30年前の母の苦悩を思い出す
中学教師から「出っ歯」とからかわれ、口を隠すためマスク生活に。高校では矯正治療のため部活も諦めバイトでお金を貯めた。あの教師に謝ってほしかったけれど…