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2019年に大きな話題となった<老後2000万円問題>や昨今の経済不安から、「投資を始めたいけど、なんだか難しそう…」と考えている方も多いのではないでしょうか。そんななか「投資は『よくわからない、得体の知れないもの』だから不安なだけ。だったらそれを取り除けばいい。」と話すのは、投資の学び舎「トウシナビ」代表・櫻井かすみさん。そこで今回は、櫻井さんの著書『投資への不安や抵抗が面白いほど消える本: 投資詐欺被害、貯金ゼロ、無職、離婚ありの「お金超恐怖症」の貧乏ママだった私でも今は純資産1億に到達!』から「投資の出口戦略」について解説します。

買うより売るほうが難しい……。投資の「出口戦略」はこうしなさい

NISAやiDeCoを利用して投資を始めたのはいいものの、「出口戦略」まで意識できている方は果たしてどのくらいいるでしょうか。

投資においての出口戦略は、投資をして「資産を増やした後にどうするか?」という意味合いで使われる用語です。

例えば「売却」と一口にいっても、「一気に全部売却するか」「運用を続けながら取り崩すか」があります。

さらには「取り崩すにしても、どれくらいのペースでいくらずつくらいか」というように、売却の金額や期間を検討しなければならず、出口戦略は多種多様に考えられるのです。