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文部科学省が公表した令和2年度「子供の読書活動の推進等に関する調査研究」によると、全国の自治体が子どもの読書活動推進として力を入れていることについて、「子どもが本に触れるきっかけづくり」の回答割合が最も高く、9割を超えていました。SNSが普及し、本を読まない子どもたちが増える中、魅力に気づいてもらう方法とは。子どもが読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」を提供している笹沼颯太さんが著した『東大発!1万人の子どもが変わった ハマるおうち読書』よりご紹介します。

予測不能な状況

子どもが成長し、あなたのもとを離れて生きるようになるまで、あと何年あるでしょうか。

人によっては数年という場合も、10年以上という場合もあるかもしれませんね。

子どもたちが自分の力で生きていくようになるその頃、一体どんな時代になっているのかは誰にもわかりません。

この数年を見てみても、新型コロナウイルスの影響で働き方や暮らし方が変わったり、AIなどの技術がめざましく進化したりと大きな変化がありました。こうした変化の勢いは、今後ますます加速していくはずです。

予測不能なこの状況で何を選び、どんな力が身につくように子どもを育てていけばいいのか。

限られた時間の中でできる、子どもにとって最善の選択は何なのか。

それは、いつまでも答えが出ないとても難しい問題です。