ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さん。2017年NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックでも話題となった、ミニチュアの視点で日常にある物を別の物に見立てたアート「MINIATURE CALENDAR」で創り出された世界は、日本のみならず世界を魅了しています。Instagramのフォロワーは370万人以上。今回は『婦人公論』(9月号)にも掲載中、お菓子を組み合わせてお月見の風景に見立てた作品について。
~四季を感じて~
和洋折衷の《おかし》なお月見
9月17日は中秋の名月です。《クッキ》り見える満月をクッキーで表現。
障子はワッフル、畳はウエハースで見立てました。
見立てのモチーフが洋菓子なので、一見お月見と関係ないと思われるかもしれませんが、アメリカでは9月に観測される満月を「ハーベストムーン」と呼びます。
名前の由来は、9月が農作物の収穫(ハーベスト)時期だからだそうです。
収穫した小麦で作った洋菓子による和の風景。
和洋折衷の《おかし》なお月見をお楽しみください。
ちなみに、撮影の後おいしくかじられていくクッキーは、まさに欠けていく月のようでした。