会場に入ると若い人たちばかりで、年配者は数えるほどです…(写真:stock.adobe.com)
時事問題から身のまわりのこと、『婦人公論』本誌記事への感想など、愛読者からのお手紙を紹介する「読者のひろば」。たくさんの記事が掲載される婦人公論のなかでも、人気の高いコーナーの一つです。今回ご紹介するのは福井県の70代の方からのお便り。10年前、娘に誘われて行ったコンサート。最初は戸惑ったものの、会場を包む熱気に感動し、また行きたいと思っていたそうですが――。

娘に誘われback numberのコンサートに

10年前、結婚して家を出ていた娘から、back number というバンドが福井に来るというので誘われ、コンサートに行ったことがありました。

彼らの楽曲は少ししか聴いたことがありません。

娘が「せっかく行くんだから、これで予習しておいて」と言って貸してくれたCDを何度も聴いて準備をしました。

そして迎えた当日、会場に入ると若い人たちばかりで、年配者は数えるほどです。

開演と同時に観客は総立ちに。前奏からノリノリで、音楽に合わせて身を揺らします。娘もそのひとり。

私も負けじとリズムにノッていたのですが、さすがに1時間も立ち続けていると足腰がしんどい。

しかしひとりで座っているのも……と周りを窺うと、座って楽しんでいる年配の方を発見。それからは、私も座ったり立ったりを繰り返して、自分のペースで楽しめました。

生のコンサートはCDとはまるで別物。隅々まで響き渡るバンドの演奏と歌声に、観客の声もひとつになり、会場を包む熱気に感動しました。

久々に年を忘れてはしゃぐことができストレスも発散。最高の時間です。