『カカオニブのマドレーヌ』
『カカオニブのマドレーヌ』(撮影:鍋島恭徳)
『婦人公論』(2024年12月号)の料理連載「お料理歳時記」では、「みりんを使ったお菓子」を特集! 和食を作るときに活躍する、日本伝統の発酵調味料である本みりん。その新しい可能性と魅力を見つけた洋菓子研究家の小黒きみえさんに、ほんのり和が感じられるお菓子の作り方を習います(撮影=鍋島恭徳 構成・スタイリング=野澤幸代)

『みりんシロップ』

みりんを半分量まで煮詰めれば、コクのあるしっとりした口当たりのシロップに。

煮詰める間は離れず、吹きこぼれに注意して。

鍋肌に残ったシロップは、加減酢やだし汁ですすぐとおいしい調味料になる

片手鍋で本みりんを煮詰める
(1)深さのある片手鍋に本みりん200gを入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にして8~10分煮詰める。

 

シロップの粗熱が取れたら保存容器
(2)半量くらいになったら(重さを計ると確実)火から下ろし、粗熱が取れたあと保存容器に移す。冷蔵で約2週間保存可能。