クリスマスに活躍する株主優待5つを紹介
お菓子やケーキがもらえたり、クリスマスプレゼントに使えそうなおもちゃが買えたりする株主優待の銘柄があります。
家電量販店のコジマ(7513※)(株価1,046円、最低投資額10万4,600円)の株主優待は、おもちゃやゲームをクリスマスプレゼントにするご家庭に重宝されるはずです。
理由は、株主優待がコジマやビックカメラで使える優待券だからです。100株保有では、2月と8月にそれぞれ1,000円の優待券がもらえ(年2,000円)、長期保有になると追加で優待券がもらえます。その額、1年以上なら1枚(1,000円)、2年以上なら2枚(2,000円)となるため、100株保有で長期保有なら、最大年6,000円分のお買物券がもらえます。
子どものプレゼントを買う時、まとめて優待券支払いにするだけでも支出が抑えられていると感じるに違いありません。
※証券コード…証券取引所に上場する企業に割り振られる識別コードです。従来は数字のみの4桁で構成されていましたが、2024年1月以降に新規上場した企業には、数字だけでなく英文字も入ったコードが設定されるようになっています。
江崎グリコ(2206)(株価4,268円、最低投資額42万6,800円)の株主優待は、グリコグループ商品の詰合せで、100株だと3年未満1,000円相当、3年以上1,500円相当がもらえます。毎年6月の権利ですが、クリスマス時期である12月上旬に届きます。2023年に届いたのは12月2日で、グリコの「ゴールインマーク」が描かれた赤い箱に入ったお菓子の詰め合わせでした。
食品商社の正栄食品工業(8079)(株価4,390円、最低投資額43万9,000円)の株主優待は、自社商品の詰め合わせです。2025年「4月」の株主優待の権利を取れば10月末以降に送ってくれる予定なので楽しみに待つことができます。実績ですが、過去、「サク山チョコ次郎」などのチョコレート菓子、クランベリーやプルーンなどが入っていました。クリスマスから年末にかけてのお菓子として活躍するはずです。
スギホールディングス(7649)(株価2,557円、最低投資額25万5,700円)では2025年2月より株主優待制度を変更し、お店で使える優待券かスギポイントが選べるようになります。優待内容は、100株では2,000ポイント、300株では6,000ポイントです。
ここで注目はスギポイントです。スギポイントはお買い物でも貯まっていくのですが、去年、筆者はスギポイントを使って銀座千疋屋の「銀座タルト(フルーツ)」を注文しています。2024年も、この銀座千疋屋の「銀座タルト(フルーツ)」がポイント交換商品にあり、ほかにもアフタヌーンティー・ティールームやゴディバといったクリスマス向けのケーキがポイント交換できました。
2025年2月からはスギポイントが株主優待として選べるので、同じようにクリスマスケーキが交換商品としてあるなら、株主優待ポイントを使ってクリスマスケーキ交換ができるというわけです。
また、最後に少し裏ワザ的な株主優待の使い方を紹介します。寿司ロボットメーカーの鈴茂器工(6405)(株価1,514円、最低投資額15万1,400円)の株主優待を使って、ケンタッキーフライドチキンを買う方法です。
鈴茂器工の株主優待はジェフグルメカードで、100株で500円分、300株で1,500円分、500株で2,500円分がもらえます。ケンタッキーフライドチキンでは一部の特殊店舗以外であればクリスマスの予約でもジェフグルメカードで支払えます。ジェフグルメカードは、有効期限がなく、おつりも出ます。
ケンタッキーフライドチキンの商品券が株主優待だった日本KFCホールディングスの株は上場廃止になってしまったのですが、一見関係なさそうな鈴茂器工の株でジェフグルメカードをもらい、ケンタッキーフライドチキンを買うワザを知っていれば、お金を使わずにクリスマス定番のケンタッキーフライドチキンを買うこともできるのです。