50歳になり、「これからどうやって生きていこう…」「仕事や人生に疲れを感じている…」など、これからの人生に不安や焦りを感じている方もいるのではないでしょうか。エッセイストの松浦弥太郎さんは、50歳からの人生のコンセプトを「おもしろく、楽しく、好きなように」と決め、10歳の少年のように無邪気に生きることを理想としているそう。そこで今回は、松浦さんの著書『50歳からはこんなふうに』より、これからの人生をおもしろく・楽しく生きるためのヒントを一部ご紹介します。
軽やかに、過去を手放す
人生の物語を「前編」と「後編」に分けるとすれば、後編は「前編の続き」という位置づけになります。
前編のすじを引き継いで、後編の物語が描かれるというのがふつうなのかもしれません。
でも、僕はあえて前編とは切り離したまったくあたらしい物語を描いていきたい。
過去の経験や実績と呼ばれるもの、他者から期待され評価されてきた役割とは切り離した、まっさらな構想から生まれるシナリオを描いていきたいのです。