クリエイト・レストランツ・ホールディングスの優待券で買ったパンの写真。
クリエイト・レストランツ・ホールディングスの優待券で買ったパン(筆者撮影)
「株主優待」で、パンを買える銘柄のいわゆる「パン銘柄」を使えば、街のパン屋で休日用のパンを買うことも可能です。ただ、お店で買う場合は限られた店舗のみでしか使用できないため、一般的には「パン銘柄」とは知られていない「株主優待」も、お取り寄せなどでパンを買えないか調べてみました。これでお店が少ない地域でも、「株主優待」でパンを買えます。※株価は12月17日終値
この記事の目次
パンが楽しめる株主優待は?
地方だとお店がないこともあるので注意!そこで……

パンが楽しめる株主優待は?

株主優待券でパンが買えるものを「パン優待」と名付けてみました。実は、街の有名パン屋でも使える「株主優待」があります。

おいしい「パン銘柄」で有名なのは、クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387※)(株価1,180円、最低投資額11万8,000円)で、「ジャン・フランソワ」や「サンジェルマン」で使えます。これらのパン屋さんでお金を出して買ったことがある人は「株主優待でパンが買えるの?」と喜ばれることでしょう。

クリエイト・レストランツ・ホールディングスの「株主優待」は、100株だと2,000円分(年間4,000円)、200株だと4,000円分(年間8,000円分)の優待券がもらえます。もし、400株なら6,000円分(年間1万2,000円分)の優待券がもらえるのですが、1年以上継続保有すると、追加で2,000円分(年間4,000円分)がさらにもらえるため、合計で年間1万6,000円分の優待券を獲得できます。権利月は2月・8月です。

たとえば、400株保有していて、すべて「ジャン・フランソワ」や「サンジェルマン」で使ってもよく、その場合は年間1万6,000円分のパンが買えるわけです。これなら、もし節約していても、「たまにはパン屋さんのパンを買っちゃおう」という誘惑にかられます。

※証券コード…証券取引所に上場する企業に割り振られる識別コードです。従来は数字のみの4桁で構成されていましたが、2024年1月以降に新規上場した企業には、数字だけでなく英文字も入ったコードが設定されるようになっています。

意外性のある銘柄として、大庄(9979)(株価1,069円、最低投資額10万6,900円)もあります。大庄は、居酒屋の「庄や」や「日本海庄や」などを全国展開していて、そちらでも株主優待券が使えますが、デニッシュパンで有名な「MIYABI(ミヤビ)」でも優待券が使えます。