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“季節の養生”と呼ばれるほど、季節や暦を重視する「中医学」。そして中医学と実は根源的な理論や原典が共通する「東洋占術」。その二つを組み合わせて、まったく新しい<開運養生>という概念を生み出したのが著書累計45万部の漢方コンサルタント・櫻井大典氏と、メディアで引っ張りだこの占い師・暮れの酉氏です。本稿では、2024年12月に発売されて話題になっている二人の著書『開運養生12か月』から一部を抜粋・編集。立春(2月3日)を迎える今取り入れたい「2月の開運法」について紹介します。

2月の十二支は「寅(とら)」

2月3日の立春を迎えると、暦の上では“春”のはじまり――。数千年の歴史に裏付けられた「中医学」と「東洋占術」の智慧を惜しみなく活用し、ここでは“2月の開運法”について、ご紹介していきましょう。

「なんだ、ただの占いか」と思われる人もいるかもしれませんが、じつは、古代中国の思想において、もっとも大切にされてきた自然哲学の理論「陰陽五行説」にもつながる「十干十二支」という暦を使った“開運法”は、まさに、数千年の歴史に裏付けられた東洋の智慧の結晶なのです。

さて、2月の十二支は、「寅(とら)」。

「寅」という漢字の成り立ちを見ると、弓矢をまっすぐに伸ばすような形をしているのですが、これには矢が放たれるように、地下に眠っていたエネルギーがぐっと芽生える季節、といった意味合いがあります。