![ショートコース5000円の料理](https://fujinkoronmw.ismcdn.jp/mwimgs/7/2/550/img_720185882b1b083e5ee406d170a6716d150086.jpg)
お客の要望から生まれた【ショートコース5000円】。せいろと温かい蕎麦の両方を楽しめる。蕎麦は北海道のキタワセと群馬県赤城の常陸秋蕎麦をブレンド。盛り合わせは、左手前から時計回りに鴨ロース煮、にしん煮に大浦牛蒡と菜の花添え、海老の蕎麦寿司
食の専門家たちが、デートや家族・友人とのお祝いに、自分へのごほうびに、ちょっと贅沢したいランチにおすすめのお店を紹介する連載『ごほうびランチ』。今回紹介するお店は、東京・銀座の「蕎麦割烹 橙」です。(撮影=上田佳代子)
中華のエッセンスを融合させた王道の蕎麦をコースで
「もともと蕎麦が大好きで、いつか蕎麦屋をやりたいと思っていたんです」。そう笑顔で語るのは、中国料理界の巨匠・脇屋友詞シェフ。その念願叶って2023年12月、銀座にオープンしたのがここ、「蕎麦割烹 橙」だ。
24年の夏からはランチも開始。夜と同じコースに加え5000円のショートコースもあり、まずは手軽に試してみたいという方におすすめだ。
![締めの「牡蠣蕎麦」](https://fujinkoronmw.ismcdn.jp/mwimgs/3/a/550/img_3a63c8213e206fb8cea6a2d0d8d281a977614.jpg)
締めの牡蠣蕎麦。温かい蕎麦の種物は季節で替わる。鰹出汁のかえしに合わせる毛湯は中国料理のベーシックなスープで、鶏ガラや手羽先、もみじ(鶏の足先)を煮込んだもの。デザートにはそば茶のプリンもつく
店を任されたのは、蕎麦職人として30年のキャリアを持つ森大和さん。蕎麦通垂涎の名店「翁 達磨」の高橋邦弘氏のもとで研鑽を積んだ達人だ。
ランチでは、鴨ロースやにしん煮といった蕎麦屋定番の肴が登場した後、蕎麦の出番となる。喉越しの良さを第一に考えたその蕎麦は、つなぎが2割の二八蕎麦。やや細打ちのしなやかな蕎麦をせいろでストレートに味わうのが蕎麦通の本懐だが、温かい牡蠣蕎麦もここならではの逸品。
というのも、かけ出汁に脇屋シェフ直伝の毛湯(マオタン)を合わせているのだ。底味のある鰹出汁に毛湯のコクと牡蠣の旨みが《三味》一体。身体の芯まで温まる美味しさだ。
![「蕎麦割烹 橙」店内写真](https://fujinkoronmw.ismcdn.jp/mwimgs/a/3/550/img_a301cfae2e34ac498a2b75c28ed619f298162.jpg)
「蕎麦割烹 橙」店内写真
蕎麦割烹 橙(そばかっぽう だいだい)(東京/そば)
●住所:東京都中央区銀座5-10-5 スリーY‘S&D 3F
●電話:050・3662・0054
●営業時間:12:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~22:00(L.O.21:00) 日・月曜休
●メニュー:昼/5000円、1万5000円、2万5000円、3万5000円のコース 夜/1万5000円、2万5000円、3万5000円のコース(10%のサービス料別) 要予約
●アクセス:東京メトロ日比谷線、都営浅草線東銀座駅より徒歩1分
●店舗HP:https://soba-daidai.com/
●住所:東京都中央区銀座5-10-5 スリーY‘S&D 3F
●電話:050・3662・0054
●営業時間:12:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~22:00(L.O.21:00) 日・月曜休
●メニュー:昼/5000円、1万5000円、2万5000円、3万5000円のコース 夜/1万5000円、2万5000円、3万5000円のコース(10%のサービス料別) 要予約
●アクセス:東京メトロ日比谷線、都営浅草線東銀座駅より徒歩1分
●店舗HP:https://soba-daidai.com/