(以下写真=本社・武田裕介)
ソロ歌手としてデビュー後、お笑いコンビ「品川庄司」庄司智春さんと結婚した3児の母・藤本美貴さん。大人気のYouTube「ハロー!ミキティ」から名言を集めた書籍『ミキティ語録-前しか見ない』が今、話題に。その藤本さんと対談するのは、お笑いトリオ「森三中」大島美幸さんの夫で1児の父・鈴木おさむさん。鈴木さんは放送作家として『SMAP×SMAP』などの人気番組を手掛けた後、現在ではベンチャーファンドの代表を務めています。仕事も育児も頑張るおふたりが、夫婦や家族との向き合いかたを語ってくれました。(全三回の第一回。構成=かわむらあみり 撮影=本社・武田裕介)

育休を取って気づいたのは、意外にも…

藤本 今回、婦人公論さんのWEB版で対談をさせていただくということで、よろしくお願いします。

鈴木 よろしくお願いします。旦那さんとは20年以上の付き合いですし、妻はデビューした時からずっとお世話になっています。藤本さんには今、3人のお子さんがいますが、夫の庄司は1人目のお子さんが生まれたときから、どんなスタンスで育児に関わっていたんですか?

藤本 3人いる今はよく関わってくれていると思うんですが、1人目の頃は全然やっていなかったですね……。子どもが1人なら、一所懸命自分でやろうと思えばできてしまうこともあって、私自身、あまり任せていませんでした。

鈴木 僕は子どもが産まれてから、育休を取ったんですよ。でも最初の1ヶ月は、妻のお母さんが手伝いに来てくれていて「あれ、これ意外とやることないぞ?」と。妻もお母さんにも教わったりして、育児をちゃんとやっていたし。

藤本 育休はどれくらいの期間取られたんですか?

鈴木 約1年。育休の後半はどうしても現場に行かなきゃいけないこともあったんですが。意外とできることがないと思った中、それでも「僕がやらなきゃ」と思ったのは、実は妻の食事を作ること。育児をしていると、なかなか自分の食事ができないから。

藤本 素敵! 育児ではなく“妻ケア”ですね。