(写真提供:Photo AC)
人生100年時代といわれるなか、「年金だけで暮らせるのだろうか…」と経済的な不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。そのようななか、登録者数11万人超えの人気YouTubeチャンネル『梅子の年金トーク!』を運営している梅子さんは、人には聞けない年金額、年金生活のリアルを、街角の年金受給者にインタビューして発信しています。そこで今回は、『梅子の年金トーク!』を書籍化した著書『聞くのがこわい年金の話 ─ 年金、いくらですか?』より一部を抜粋してお届けします。

年金なんてバカにしていた 元クラブ勤務82歳女性の無念

年齢:82歳
性別:女性
職業:無職
家族:独身(死別)
以前の職業:クラブ勤務
年金月額:7万円(夫の遺族年金、本人は0)

82歳です。仕事はしとったけど、私、全然掛けてなかったんよ。若いときは、年金なんてバカにして。掛けてなかったから、自分の年金はないの。去年、主人が亡くなったから、あれ、主人の遺族年金をもらってるの。主人は船関係の仕事をしとったんよ。

まだ2回くらいもらっただけよ。2回は確認したけど、あとは放っておいてる。二カ月で15万円くらいあったかなぁ。そうすると一カ月7万円じゃろ。

扶養っていうのもよくわからん。夜働いとったから。クラブに勤めてたの。経営者じゃないよ。勤めで働いてた。二人で働いて、それを置いとったから、それをいま砕いてね。あんまり長生きしたらのうなるけど。年金だけじゃ全然食べられんもん。