人生100年時代、現役世代を駆け抜けた後はどのように過ごせばいいのでしょうか。精神科医の保坂隆先生いわく、人生後期は無理をせず「ほどほど」をキーワードに過ごすことが大切とのこと。『精神科医が教える 人生を楽しむ ほどほど老後術』より、日常生活を元気で楽しく暮らすための知識をご紹介します。
定年を迎えた夫婦
夫婦そろって公務員というカップルで、それぞれ定年まで勤め上げ、現在は文字どおり悠々自適の日々を送っている先輩がいます。
ご子息は大学院生の頃から南米のボリビアに行ったきり。じつは、旅先で現地の女性と出会って結婚。
現在、相手の女性の家族と一緒に、日本人相手のペンションを営んでいるそうで、当分、日本に帰ってくる予定はないとか。
2人ともそれぞれ自分の年金があり、経済的に余裕のある暮らしをしていますが、じつは、あくせくしていないのは経済的な理由だけではなく、2人が採用している「夫婦週休2日制」というユニークな取り決めにあるようです。