(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)
ダイエットに挑戦するもなかなか続けられず、自分に自信を持てなくなってしまう人もいるのではないでしょうか。「パリジェンヌたちは『痩せること』そのものにはこだわらず、自分の体型や体調を大切にしながら、自分自身を労わることを最優先にしている」と話すのは、ルイ・ヴィトンのパリ本社に17年間勤務しPRのトップを務めた著作家・藤原淳さんです。そこで今回は、藤原さんの著書『パリジェンヌはダイエットがお嫌い』から、最高の自分でいるためのヒントを一部ご紹介します。

今すぐやめるべき食習慣とは?

入社当時、私はオープン・スペースの一角にあるデスクで仕事をしていました。そのオープン・スペースには、コーポレートPR、アシスタント、そして研修生が混ざり、ワイワイといつも賑やかな雰囲気でした。

覚えることがあまりにたくさんあって焦っていた私は、よくサンドイッチを買い込み、仕事をしながら手早く昼食をとっていました。時間がもったいなかったのです。メディアとの会食が次第に増えてくると、今度はランチの予定がない日を利用して「太らないため」にサラダなどをテイクアウトしていました。

不思議だったのは、私のようにオフィスランチをしている同僚が全くいなかったことです。ランチ時のオープン・スペースはいつも閑散としていました。

最初のうち、それは周りのみんなが会食に忙しいからだろうと思っていたのですが、どうやらそうではないようです。ランチの約束がない研修生ですら、毎日、毎日、お昼の時間はオフィスを空けています。