ダイエットに挑戦するもなかなか続けられず、自分に自信を持てなくなってしまう人もいるのではないでしょうか。「パリジェンヌたちは『痩せること』そのものにはこだわらず、自分の体型や体調を大切にしながら、自分自身を労わることを最優先にしている」と話すのは、ルイ・ヴィトンのパリ本社に17年間勤務しPRのトップを務めた著作家・藤原淳さんです。そこで今回は、藤原さんの著書『パリジェンヌはダイエットがお嫌い』から、最高の自分でいるためのヒントを一部ご紹介します。
体重計なんて捨ててしまいなさい
「なぜ体重ばかり気にするの?」
私は過去に何度も同僚のパリジェンヌからそう聞かれました。聞かれて初めて、
「なぜだろう?」
と真剣に考えてみたのですが、その答えは、自分で勝手に思い描いていた「理想体重」に執着していたからです。体重は「とても大事な目安」だと信じ切っていたのです。
パリジェンヌは体重を全く気にしません。これは、私がパリに暮らすようになってからもっとも驚いたことの一つですが、パリジェンヌの自宅には体重計すらありません。それはなぜかといえば、彼女達は
「体重などどうでもよい」
と思っているからです。「理想体重」を気にすることなど毛頭ないと言っても過言ではありません。