「朝起きたばかりなのに疲れている」「会社や学校に行くのが憂鬱」といった体調不良に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。自律神経の名医・順天堂大学医学部の小林弘幸教授いわく、「自律神経を整えれば、自然に体調はよくなっていく」そうで――。そこで、小林教授の著書『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』から一部引用・再編集し、〈おうちでできる、自律神経を整える健康法〉を当連載にてお届けします。今回のテーマは「スマートフォンは寝る1時間前からは見ない」です。
スマートフォンは寝る1時間前からは見ない
交感神経が高まり続ける
現代の生活で不可欠なものになりつつあるスマートフォン。家の中でも肌身離さず持ち歩く人も多いのではないでしょうか。
ただ、ディスプレイの光を夜遅くまで浴び続けると、自律神経のバランスが崩れやすくなります。これはテレビやパソコンのモニターも同様です。
また、寝る前にスマートフォンを見ると、つい刺激的な映像を見たり、不安になるようなニュースを読んでしまったり、あるいはベッドに入ってもSNSやメールが気になったりするものです。
こうなると、せっかく下がってきた交感神経のはたらきが再び高まって、深い眠りが得られなくなります。