舞台、映画、ドラマにと幅広く活躍中のミュージカル俳優・市村正親さん。私生活では2人の息子の父親でもある市村さんが、日々感じていることや思い出を綴る、『婦人公論』の連載「市村正親のライフ・イズ・ビューティフル!」。第13回は「生きてる限り、この連続」です。(構成:大内弓子 撮影:小林ばく)
世話があまりに大変で……
これまでわが家では、いろいろな生き物と生活してきました。始まりは、結婚したときにママが飼っていたチワワの「チチ」と、ミニチュアダックスフントの「ボイシャン」。
2匹を「チーボイ」と呼んでかわいがっていたんだけど、やがてチチが亡くなって。その後、チチの遠縁にあたるチワワを「ピピ」と名づけて飼い始め、「ピーボイ」コンビに。その頃には長男と次男が生まれていて、よく一緒に遊んでいました。
するとお兄ちゃんが、「僕も生き物を飼いたい」と言い始めた。まずやってきたのが、セキセイインコ。次にモルモット。そのあとママが金魚を飼って、僕も初めて自分でメダカを飼い始めた。
「で、この子たちの世話を誰がするんだ?」となったときに、結局、僕がやることに。
インコのソルト(写真提供:市村さん)