身近な人に看護・介護が必要になったとき、みなさんはどこに相談しますか?
総合的な相談先として、主治医の所属機関を問わず、活用できるのが「訪問看護ステーション」です。
その地域に開かれた独立した事業所である「訪問看護ステーション」に、黎明期から関わり、自ら起ち上げた「桂乃貴メンタルヘルスケア・ハートフル訪問看護ステーション中目黒」で、自分自身も看護に当たるのが渡部貴子さん。
自らの経験を元に、介護や看護で困っている方への質問・疑問に答えてもらうのがこの連載です。第27回目は、介護の負担について話し合う際に必要な「事実の内訳」についてです。
(構成:野辺五月)
総合的な相談先として、主治医の所属機関を問わず、活用できるのが「訪問看護ステーション」です。
その地域に開かれた独立した事業所である「訪問看護ステーション」に、黎明期から関わり、自ら起ち上げた「桂乃貴メンタルヘルスケア・ハートフル訪問看護ステーション中目黒」で、自分自身も看護に当たるのが渡部貴子さん。
自らの経験を元に、介護や看護で困っている方への質問・疑問に答えてもらうのがこの連載です。第27回目は、介護の負担について話し合う際に必要な「事実の内訳」についてです。
(構成:野辺五月)
まずは「事実」を整理してみよう
年末年始、親戚が集まって「これからのこと」を話し合う機会も多いですよね。話し合った方も、これからという方も、ぜひ覚えておいていただきたいのは、「事実の内訳」を見せていくことです。
Q:元日に親戚で集まった際、兄と介護を巡って喧嘩になりかけました。
暮れに母が介護認定を受け、一番実家に近い私が介護を担うことになっています。ですが、既に負担に対して不公平を感じています。また話し合おうと決めて戻ったのですが、どうしたら兄に現状を分かってもらえるでしょうか……。
A:そのモヤモヤ、分かります。でも感情でぶつかる前に、まずは「事実」を整理してみませんか。
きょうだい間で介護負担の不公平感が出るのは、よくある話です。介護はやってみないと分からないことや、予想外のイレギュラーが続くからこそ、どうしても1人が抱え込む状態に陥りがちなんですよね。
そんなとき、つい「私ばっかり大変!」「なんで何もしないの!」と感情の論議に走ってしまいがちですが、不満をベースに話すと、身内ゆえに激しい対立が起きてしまいます。まずは感情と事実を分けて、「実務を見る」こと……。事実の内訳を可視化していくことが、実は一番の近道なんです。
具体的にどうすればいいのか、ズボラさんでもできる「2つの軸」で整理しましょう。
