(写真:Adobe Photo Stock)
着なくなった服を押しこんだクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに7000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「こんな時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授! 今回のテーマは「やさしい衣替え」です。

3月におススメ<やさしい衣替え>

3月。

暦の上では春とはいえ、朝晩はまだ冷え込み、ダウンコートも手放せません。それでも、日差しは少しずつやわらぎ、空気の匂いが変わってきます。光が変わると、不思議と気持ちも動き出します。

この時期におすすめしたいのが、「全部入れ替えない衣替え」です。

これはつまり、いきなりクローゼットを総入れ替えするのではなく、“この冬に着なかった服を一着、見直す”ということ。

まずは、クローゼットの中から「今シーズン一度も袖を通していない服」を取り出してみましょう。

・暖かいのに、なぜか手が伸びなかったコート
・似合うはずなのに、重く感じた厚手のニット
・素敵だけれど、出番がなかったワンピース

「なぜ着なかったのだろう?」

それらを前にして、自分に問いかけてみてください。

「サイズが少しきつく感じた」

「着ていて落ち着かない」

「乾きにくいから着なかった」

「ここぞという時に着たいけどもう数年出番がない」

理由はさまざまだと思いますが、まずは「着なかった服」を一着手放すことを考えてみましょう。