ケサランパサランは、見つけると幸せをもたらすとも言われていて…(写真:stock.adobe.com)
時事問題から身のまわりのこと、『婦人公論』本誌記事への感想など、愛読者からのお手紙を紹介する「読者のひろば」。たくさんの記事が掲載される婦人公論のなかでも、人気の高いコーナーの一つです。今回ご紹介するのは宮城県の80代の方からのお便り。家の軒下に見慣れない植物が芽を出しているのを発見し、何の植物かと調べてみると――。
幸せをもたらす植物
令和元年の春のこと、わが家の軒下に見慣れない植物が芽を出しているのを発見。珍しいなと思い、いろいろ調べて《ガガイモ》という名前にたどり着いた。
名前にイモとつくが、ジャガイモのように塊茎を食べるわけではなく、双子葉類に属し、多くは蔓性で多年草らしい。種子には長い白毛が生えており、タンポポと同じように風に乗って飛んでいくそうだ。
あとから知ったことだが、これが毛玉状になったものが、ナゾの生物と呼ばれているケサランパサランの正体とする説もあるとか。ケサランパサランは、見つけると幸せをもたらすとも言われている。
真偽はともかく、そんなありがたい植物がわが家の軒下に根を下ろしてくれて嬉しかった。
昨年も5本ほど芽を出し、一番大きい蔓は2メートルを超えるほどに成長している。夏には葉腋(ようえき)に淡紫色の花をつけ、秋になると10センチメートルあまりの楕円形の実がなる。この実がはじけると、いつもの白い羽がついたような種が空中を舞う。
80歳を迎えた私が健康で暮らせているのも、ガガイモの成長から元気をもらっているおかげな気がする。