なぜ、運慶の仏像はあれほどまでに“力強い”のか――。そのヒントは、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも描かれた「武士の時代の始まり」にありました。「婦人公論.jp」は、国宝指定作を含めて近年あらためて評価が高まる<運慶仏>をカギとして、三浦半島から伊豆へと向かう日本史ツアーに同行。源頼朝の原点をたどって現地で見えてきたのは、時代の価値観が“かたち”になる瞬間でした。「婦人公論.jp」で大河ドラマの解説記事を連載頂いている本郷和人先生の解説と共に、その魅力を臨場感たっぷりにお届けします。
いざ鎌倉
集合は東京駅近くのターミナル。そこからはバスにて「いざ鎌倉」!
歴史好きにはおなじみの地ですが、今回は鎌倉時代を専門とされている本郷和人先生の解説付きということで、いつもとは一味違う“立体的な鎌倉”が見えてきます。
たとえばバスの中では、「防御に優れている」という理由で都が築かれたとされる鎌倉でしたが、戦の主体が騎馬から足軽になるにつれてその優位性が失われていった、といったお話が。
くねくねと入り組んだ鎌倉の細い道を走りながら、実感を持ってそのことが理解できました。
最初に訪れたのは鶴岡八幡宮。まさに鎌倉観光の定番スポットですが、先生お手製の配布資料に加えて解説を聞くと、やはりその見え方は一変します。
