私の胸の奥底には言葉にしづらい、嫉妬の感情が湧き上がってきたのです…
保育園で知り合ったママ友・モエカさんとは、娘たちが同い年ということもあり、すぐに親しくなりました。そんなある日、モエカさんから「社長から土地をもらい、新しい家に引っ越す」という驚きの報告を受けました。口では祝福しながらも、彼女の”棚ぼた人生”が羨ましくて、私の胸の奥底には言葉にしづらい、嫉妬の感情が湧き上がってきたのです

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第2話からつづく

新居お披露目の日

 

 

 

「ナホコさんもこういう家を建てたらいいのに」

あっけらかんと話すモエカさん。これ以上ここにいたら、もっと何かひどいことを言ってしまいそうなので、帰ることにしました。

赤の他人である社長夫婦に、実の子のように可愛がられ、土地をもらい、こんな立派な家まで建てることができるなんて、どうしてこの人は、こんなにも恵まれているんだろう――。